2014年11月19日水曜日

大阪の団地に行ってきました! Vol.3 (団地TOUR 意匠団地対決&ランドスケープサミット)

8月31日、関西の団地愛好家チーム「チーム4.5畳」さん主催による団地ツアーに参加してきました!今回は意匠団地対決ということで、それぞれ特異のデザインを有する公団住吉団地・公団千島団地を巡ってきました。夕方からは団地とビルの楽しいお話も聞けて、正に団地フルコースな1日。大満足で金沢に帰ることができました~。

では、どうぞ!


◆公団住吉団地 


午前10時、地下鉄四つ橋線 玉出駅を出発!まず最初に訪れたのは、ガンダム団地とも呼ばれる面開発市街地住宅、住吉団地です。名盤や住棟配置も魅力的ですが、注目すべきはベランダ!近くに住吉大社があるということで、神社っぽい腰壁になっているのです。おしゃれ

立体的な案内板、豪華です。

住棟間の適度な植栽。

昭和40年代竣工の団地とは思えない、未来的なデザイン。何度見ても驚かされます。

晴れた休日には、こんな小道を散歩してみたくなりますね。


◆公団千島団地

さて、住吉団地の対戦相手、公団千島団地に向かいます。
木津川を挟んだ対岸にある団地なので、渡船で移動します。

千島団地どーん!屏風のように横に長いビジュアルは、かなりの迫力です。

降船!

住吉団地とは対照的にストイックなデザインではありますが、重厚感のある男らしい住棟です。
機能性を追求した故の美を感じます。塔屋も非常にかっこよく、正に軍艦のよう。

3号棟の最上階に突き出るようにして構える集会室。

人工地盤の上でまったりとした時間が流れていきました。
そして、これにて団地TOURは終了!エクストラスケジュールに突入します。


◆サロン文化大学のランドスケープサミット 団地とビルの秘密を探るお話

千島団地からバスと地下鉄を乗り継いで、
江之子島文化芸術創造センター enocoにて開催されたランドスケープサミットにも参加させて頂きました。

「団地」通 代表・吉永健一さんと「ビル」通 代表・高岡伸一さんによるトークバトル(?)で、ビルと団地の共通点やそれぞれの魅力が余すところなくプレゼンされました。"圧巻"や"階段"、"未来的"などのテーマに沿って展開される流れで、聞き応えのある2時間なりました。


◆公団西長堀市街地住宅

トーク終了後の親睦会の前には、プチツアーということで西長堀アパートの見学へ。この団地は、女優の森光子さんや元プロ野球選手の野村克也さんといった数々の著名人が暮らしていたことでも知られています。司馬遼太郎さんの代表作「竜馬がゆく」は、この団地で執筆されたものとのことです。

今時のデザイナーズマンションと言われても納得の外観ですが、竣工は1958年と、完成から半世紀以上が経過しています。当時は、ホテルに匹敵するほどの存在感であったに違いありません。
いや、今でも十分通用するデザインだとは思いますが。

大阪の団地、飽きさせません!

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